2010年6月5日土曜日

人工衛星はやぶさ帰還への期待

久々の投稿です。

またまた首相の辞任劇があったり、いろいろ後ろ向きな状況が続いております。
もしも私がその立場だったらとして、いろいろ言いたいこともありますが、
それは別の場所でと思います。

一部関心がある方ならば、ご存知かと思いますが、JAXAが小惑星のサンプルリターンを
試みていた、人工衛星「はやぶさ」の動向についてです。
 
一時は、満身創痍の状態で、軌道修正が困難であった状況が続きましたが、
なんとか、今月中旬に、地球へ帰還する見込みができたそうです。

アポロ、スペースシャトルや、ソユーズ、中国の有人飛行船の実績だけをみれば、大気圏外に
一度出たものを、帰還させること事態は実績あることかもしれません。

ただ、今回のものは、それらとは軌道が全く異なり、地球との距離も相当離れたものであります。

人工衛星は、当然無人探査機であります。
地上との交信は、電波によって行います。電波の伝搬速度は、光と同じく、約一秒間に
地球を7周回半する速さであります。
 ところが、はやぶさの場合は、最も遠いところでは、送信受信の往復で数分程度かかるところにあります。大きな問題が衛星にあっても、地上が気がつくまでには手遅れになるケースもありえます。
 そんな状況だからこそ、困難を乗り越えて、帰還の見込みが立つようになったことは
一つの大きな期待があります。
 はやぶさがもたらせた、科学的な成果は、どんなものになるかは全くわかりません。
ただ、それを実行するうえで、一つ一つ過程をきちんと奮闘した結果であるならば、
結果には、無数の可能性をもってくると思います。
 喜ぶのはまだもう少し、じっと見守っていたいところです。