2009年10月2日金曜日

ありの目、鳥の目への意識改革

長年同じ仕事に従事してしまうと、それに関わる物事の視線を
変えることが難しくなりがちです。

 過去の経験から、予測できる範囲で十分考えられるからでしょうか?
それから、ちょっとでも外れた考えには、耳を傾けないし、
頼んでないのに自己否定をされたような対応になる。

 私も仕事をしている中で、そういった価値観の方も、多く見かけます。
ある意味迷惑なところもありますが、またある意味不幸なのかもしれません。

 一歩踏み出して、それはどうしてそう思ったの?、それはきづかなかったの一言。
それがお互いの懐を豊かに、できるコミュニケーションの始まりかと思います。

 自分のことは自分が一番気がつかないとも言います。
それは、物理的な視野だけでなく、心の視野の広さに関係します。
確かに、自分の背中とおなかを、直接は同時に見ることはできませんし、
自分が心の奥での心理状態は、なかなかわからないものです。

だから、ミクロな視線と、マクロな視線として、よくありの目、鳥の目でバランスよく
物事を客観的に見る姿勢というのが、いろんな意味で意識改革の第一歩だと考えます。
そのためには、自分が考えたことを、第三者に伝えてみる。第三者はどう思ったかに
聞く耳をもつ、そのアクションを積み重ねることが大事なのではないでしょうか?
それは、目の前の利益ばかり追っていては、成し遂げることはできません。

 政府のお役人が、今までの慣例でしみついた意識を改めることは、
容易なことではありませんが、きちんとした第三者が客観的に見た事実に聞く耳をもつ、
それに対して、じゃあそれではどうしようか?と考える。

 「政治主導」の政府というのは、その双方向のやりとりを作るいい切っ掛けなのでは
ないでしょうか?

 このことを地道に続けていけば、あほな名前を売っている大臣が、失言で信頼を失うことも
なくなるでしょう。
 いろいろ便利なコミュニケーションツールはありますが、最後は人と人の関係だろうと思います。

楽しく、前向きに雑談ができ、その中でいろいろアイディアが出るような
仕事の雰囲気を戻そうと考えていますが、不況のせいかしら、なかなかハードルが高いのです。
まずは、小さなことでもできることからですか。

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