2009年10月20日火曜日

IT普及によるネット依存症と眼精疲労には気をつけよう。

 資源節約のため、紙の消費を抑えることと、IT普及のタイミングが、丁度合致したためでしょうか?
 いろいろな資料は、電子データとして、電子メール添付やWEBにて公開という機会が増えました。

 雑誌や文庫本の出版業界は、その影響を受けて、発行部数が減少となっているようです。
業界は起死回生で、雑誌の内容を電子データとして、CDやDVDの記憶媒体で、電子ブックとして
販売するケースも、結構見られます。

 本や新聞を見る代わりに、WEB等PC画面を通じて閲覧する機会が増えました。
また、SNSやブログのように、仲間内での情報発信や交換の場というのも、広まりました。

だからという訳ではないですが、最近ネットWEB依存症ということが指摘されはじめました。
またそれによる副作用と考えられる疲労蓄積も言われています。

 依存する理由の一つとして、何かを調べると、WEB検索エンジンで、比較的容易に情報を入手できる便利さから、ではもっと知りたいとなり、PC画面に釘付けになることだと思います。

 これは、検索エンジンの性能アップ等が主な要因かもしれません。

 また、もう一つの理由は、私のこのコラムのように、SNSで情報交換の輪が広がると、
簡単に発信できるので、時間に関係なく、情報のやりとりが発生しがちになるからだと思います。

 メッセンジャーやチャット機能のソフトは、後者の典型です。
 両者に共通要因は、高速通信網の整備や、ネットブックや携帯電話のWEB機能のユビキタス性で、場所を選ばず、時間も掛けずにサクサクといったところでしょう。

そうでなくても、会社のOA化で、資料の電子データ化といったこともあります。

 仕事をしている以上、ネット依存症は、最悪業務遂行に問題とされますし、業務をせず、不必要なWEBサーチやチャットをすると、懲戒になる場合もあります。

 ただ、そうでなくても、なんとなくですが、
 ここ数年、一日仕事すると、眼から肩から腰へと疲労が蓄積します。

 私が入社したころは、部署に共用のPCが数台あって、主に図面入力や、重要な資料など、必要に応じた文章作成に、みんなで交代で使っていました。

 その時でも、図面を入力するときは、眼が疲れるとは感じていましたが、一人ノートPC一台貸し出しの現在は、より顕著に感じます。

 中には、ノートをあまり使わず、文書エディタにをメモ代わりにしている人もいますが
ノートに鉛筆で書くことに慣れている私には、とてもできません。
 一年業務から離れて復帰したから、余計に感じるのかもしれません。

 今年前半に整体師に、腰痛の件で相談をしたところ、OA機器に同じ体勢で長時間凝視することで疲れが溜まるケースは増えていると話されました。

 また、タイプライター入力が主流だったアメリカでは、タイピングは2時間続けたら必ず休憩をすることが、義務付けられていたそうです。
 それを聞くと、小学生のころ、本を読むときや、文章を書くときは、眼を30センチ離してと、長時間集中しないように言われた記憶があります。

 それから、自分の行動を振り返ると、心身にまずいことをしているなと思い、1時間を一区切りに
席を立つ、遠くを見るなどするようになりました。
 もちろん、人とやりとりする場合もありますので、状況判断によって変わりますが。

 そこで提言ですが、やはり行政(厚生労働省)や、PC、携帯電話メーカーからある程度、長時間凝視しないように、アピールされるべきなのではと思います。

 いろいろ目先の事情はあるかもしれませんが、長い目で見ると、かえってきちんと休憩を取ったほうが、業務効率も上がり、長時間労働も避けることが出来る可能性もあります。
 また、メーカーとしても、ディスプレーや、アプリケーションソフトなどに工夫はできないものですかね?とは思います。

 ブラウン管は、以前から指摘されていましたが、液晶画面でも、何か強い光を受けた感覚があります。
 理屈はわかりませんが、偏光というのも一つはあるのかもしれません。
 
 ディスプレーの前にカメラの偏光フィルタを通すと、ある回転角でディスプレーの光が見えなくなるわけですから。

 夏場の日差しを和らげる偏光サングラスと同じ原理で、目の疲れを緩和できるのか、何か実用化できないか模索しているところです。
 まあ、それ以前に、自分で意識して気をつけることなのかもしれませんね。

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