2010年3月18日木曜日

ラグビーが好きなのは

私はいろんなスポーツを、やるのも観るのも好きです。
最近は、体力温存で観る方が多くなりましたが、、、。

 その中で、特にラグビー競技に魅力を感じております。
日本では、社会人チームの運営や、競技人口の低下も聞かれますが、
ヨーロッパや、南半球ではプロチームとして盛んであります。

何故魅力を感じるかというと、大きくまとめて 以下の点です。

1)競技ルールや、楕円形ボールのため、攻撃で前進することが容易でないこと
2)チーム15人の中で、いろいろなタイプの選手が、連携してチームを組み立てていくことや
  得点するチャンスがあること。
3)タイムアップ(試合終了)に伝えるメッセージが「No Side」であること。

1)については、ルールが難しいとも言われますが、ボールを持っている人が、前方に投げて
見方にボールを渡すことは反則。
 ボールをキャッチする時に、前にこぼして落としたら反則。
 だから、パスを出すほうも、受けるほうも、ボールを取り易いように投げるし、受けるほうも
投げやすいように工夫します。

 また、ボールを持つ選手より、前進した位置で攻守に参加するのは、オフサイドの反則になりますし、タックルされて地面にボールをついてしまったら、ボールを放さないと反則ですから、
ボールを持っている選手がタックルでつぶされても、直ぐに後ろから見方が繋いでいけるように
援護射撃していきます。

2)については、攻撃でマイボールを前進するには、自分で先頭になって持っていくか、モールやラックと呼ばれる見方で集団を作り前に運んでいくか、不確定な回転をするボールをパントと呼ばれるキックで蹴り出すしかありません。

 だから、攻撃もいろいろなパターンもあり、俊足を生かしてタックルを振り切って攻めるパターンや、集団で壁をつくり押し込むパターン、相手の守備を上手く交わすように、後方から援護射撃のようにボールを受け渡して攻めるパターン。
 それらをやると見せかけて、フェイントで相手を揺さぶるパターン等、15人のチームプレイが欠かせない訳です。
 チームによっては、攻守パターンに特徴の差がありますが、基本的に15人の選手全員が得点できるチャンスがあるわけですが、個人技だけではなかなか通用しないことも競技の特徴だと思います。

3)については、ゲームが終われば、勝負に関わらず、恨みっこ無しよの精神です。
 確かに、一試合終われば運動量も沢山ありますし、ぶつかり合いもありますので、
80分間やり遂げたという感覚なのだと思います。

 ラグビーを例にいろいろ考えさせられるのは、組織として何かを成し遂げるために、必要な考えが詰まっているのかと、改めて思ったからです。

 なんとなく私が最近感じることは、個人の専門性や能力を悪い意味で固持してしまう方が
多いのかな?と言う事です。
 極端な例では、「それは私の専門外なので、何もわからないし、できません」といわれるケースです。だけど、お客様に付加価値をつけて提供していく目標となるものやことは、一緒なのですが。と
思ってしまいますが。
 やっぱり、目の前が精一杯で、冷静に見る余裕がなくなってしまったのでしょうかね。
仕事などの依頼の仕方を見ても、泥団子をぶち込むようなこと、いわゆる投げっぱなしのメクラパスや、上位からの依頼を、何も噛み砕かずにスルーパスや、ダイレクトパスっというのが目立つのですよ。
 結果至上主義の弊害なのでしょうか? それともデジタル的な思考偏重なのでしょうか?つまらないですね。

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