2009年1月31日土曜日

色即是空:朝青龍批判への苦言

 以前に書きましたが、私は大相撲ファンであり、
朝青龍も、白鳳も、どの力士も応援しております。

 朝青龍が、優勝して、土俵でガッツポーズしたことに
メディアが賛否両論の意見を出しております。

 正直言いまして、
 人が生きる上では、本質的にどうでもよいことです。

 むしろ、朝青龍の立場からすると、心から嬉しくて、無意識に
自然に表現されたことなのではないでしょうか?

 以前、横綱貴乃花が、怪我をこらえて、優勝決定戦で
優勝した際も、「どうだ」っといった殺気満ちた表情をしましたね。

 相撲は、国技でありますが、殺し合いではありません、
スポーツです。
 朝青龍は品位ないといちゃもんつけ、貴乃花の振る舞いが
美談になると言うのは、理解に苦しみます。

前にも書きましたが、
一番情けないと感じるのは、「横綱の品格」と言う
キーワードをお膳立てにして、人格否定をしている方々の
振る舞いです。

責めるなら「人(人格)を責めるな、事を責めろ」です。

人はなぜ、どうでもよいことで、足を引っ張りあうのか?

他人の価値観を100%理解することは、ほぼ不可能です。
 ただし、価値観に理解を示すことはできますよね。
一つ一つの相互理解が積み重なって、信頼関係が
できるのではないでしょうか?

仏教の教えで 色即是空とあります。
これは、本質以外のものの見方は、 見る人のものさしによって
変わるとの解説が、般若心境にあります。

 だから、本質的には、ガッツポーズの是非は
どうでも良いことなのです。

私のものさし(価値観)では、朝青龍の相撲で
元気をもらったと思っています。

なにより、相撲に集中している緊張感ある表情と、
記者会見での晴れやかな表情のギャップが面白いと
思いますし、元髷結いの方を一緒に街宣車に乗せて
あげる等の気遣いが、真の朝青龍の姿だと思っております。

来場所もがんばって欲しいです。
バヤルタエー(モンゴル語でさようならまた)

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