2009年9月6日日曜日

野村語録:リーダーの器以上に、組織は機能しない。

以前から公言していますように、私は野村克也監督のファンであります。
そして著書や本人の発言内容に、なるほどと思うことが多くあります。

監督は、現在プロ野球で最年長監督として活躍されていますが、初めて南海ホークスの
選手兼監督に就任したのは、ちょうど今の私と同じくらいの年齢で、他チームの監督に
比べて若く、青年監督として活躍されておりました。
 当時のオーナーから、いきなり「君しかおらんのや!」と説得されたそうですが、未だに
この言葉の扱いには注意したいとおっしゃられているところは、納得です。

野村さんの実践された特徴的なことは、決して一般的には強いチームではないが、その中で
適材適所を上手く活かすこと、チームの目標を一つに意思統一すること、各個人の力の中で
元々良いところは活かし、弱点に自分から気がつかせ、克服する武器を見つけさせることで
活躍の場を新たにつかむこと。なのではないでしょうか?

 プロの選手だから、野球のレベルは人並み以上はもっている、だからもし足りないところがあれば、まずは練習で見に付けること、更に一流の選手になるためには、どうしたらよいか?、それは頭を使いなさい。と言うのが、野村さん本人の経験から発言されていることでしょう。

監督として1500勝をあげている実績をもってしても、未だに、あの時は監督の采配が悪いと口にすることもあるし、いろいろな立場を経験して、今まで完璧にわかっていたと思っていたが、違う立場から見ると、全く理解できていないことに気づかされたとも、発言されております。

70歳を超えても、常に向上心と、謙虚さと、実態をきちんと見る。きちんとした理由をもってアクションをとる。といったところが、監督としての実績を長く続けられることだと思いますし、組織もそれに応えてくれているのだと思います。
 そういう実績をみても、野村語録にある「リーダーの器以上に、組織は機能しない」というのは
本当だと思いますし、自分も含めて、常に向上心と謙虚さ、他人に耳をきちんと傾けることを地道に続けること。最近できていないことが多いなと反省する日々です。

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