2009年2月21日土曜日

産業人魂?(その1)

 おはようございます。
 私はものづくりエンジニアの端くれです。

 1年程、会社を休んでいた際に、
いろいろ「こんなものができたら?」と夢を語っていました。
くだらないものですが、ノートにはメモしております。
 今日説明すると、力が入ってしまうので、次回気が向いたとことで
コラムを書いてみたいと思います。

 さて、年末に某電器メーカーの手帳を頂く機会がありました。
そこには、下記のように創業者 松下幸之助さんのお言葉が
書かれておりました。
綱 領
産業人タルノ本分ニ徹シ
社会生活ノ改善ト向上ヲ図リ

世界文化ノ進展ニ寄与センコトヲ期ス

信条
向上発展ハ各員ノ和親協力ヲ
得ルニア非ザレバ事難シ
各員至誠ヲ旨トシ一致団結
社務ニ服スルコト

ウルフルズがカバーした、坂本九さんの歌「明日があるさ」に
以下のフレーズがあります。

どうして俺はがんばっているのだろう?
家族のため?、自分のため? 答えは風の中、、。


 私も同じように悶々としていたときに、この手帳をみて
後頭部をガツンと叩かれた気分になりました。

 エンジニアや、ものづくり、それらの商売に関わる人達の
本質をついている気がしました。

 かつて、ビデオテープのVHS-ベータ方式の争いや、DVDの規格争い
最近のBlu-rayとHD DVDの争いを思い出し、

 これらは本当に社会文化の発展に向かっていることなのだろうか?
 自分たちのエゴを主張しあい、エンドユーザーが迷惑を被ってないか?と

 現在経団連会長の所属する 大手C社の特許戦略も、権利行使の手段は、
本来の特許法の趣旨「産業文化の発展のために法律を設ける」の
範囲を逸脱しているかの如く、感じられます。

 私は 藤子不二夫さんの漫画「ドラえもん」のファンです。

 ドラえもんが便利な道具を持っているので、のび太がすぐに
道具に頼りたがります。 
 だけど便利な道具は完璧ではないので、道具に頼って
ばかりいると、しっぺ返しを受けてしまうのです。

 先日たまたま読んだ「どくさいスイッチ」は、自分に不都合な人を
スイッチを押すと存在が消えるものですが、やりすぎると
とんでもないことになるという、典型的なメッセージです。

 のび太は、野球でエラーして、ジャイアンからの暴力を避けるために、
使ってしまったが、人がいなくなっても解決しない。
最後は自分ひとりだけに陥ってしまい。後悔の念を受ける。

 困ってしまったのび太に、ドラえもんが「実は独裁者を懲らしめるための
道具」というオチでした。

 どうも、雑学に脱線しがちなので、ちょっと心を入れ替えます。

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