2009年2月24日火曜日

2月22日放送のNHKスペシャル(その2)

うつ病の治療については、薬以外にも下記内容があります。

(1)不眠や不安を和らげる方法として、深呼吸などの「自律訓練法」
(2)不安や憂鬱の基になっている客観的事実を認識し、
 それに反する客観的事実に基づき、マイナス思考や行動を変えていく
 「認知行動療法」

というものがあります。
 実は、私は後で気がついたのですが、
医師との面談のなかで、投薬以外に前記二つの療法を自然に勧められ、
行っていたのでした。 
 確かに、ある時期を境に考え方が明るくなった気がしました。

 まず自律訓練で、不眠や不安になった時の、不安の軽減による心の支えを
作り出すこと
を教えていただきました。
 これは都合のよい時に比較的簡単にトライできるメリットがありました。

 そのうちに、ちょっと気になったことをメモをとったり、今日の日記を
つけたりして、後で見直すことで、「Why So What」といった
事実に基づいた別な考え方を意識するようになりました。
 それは、認知行動療法の一つだそうです。
よく知っている他人に、客観的にどう見えるか言ってもらうのも、
よい方法だそうです。

 この考え方は、投げやり的なポジティブシンキングとは異なり、
客観的事実を基に、前向きな思考や、行動を勧める方法
なのです。
だから、訓練は難しいですが、原因の根本に対して向き合い、
解決を導くという、大道からわき道にそれにくい方法であります。

 例えば、今、このような客観的事実が理由で不安に思っている時に
「でもいつも同じことが起きているわけでないですよね?」ということで
アプローチし、「そういえば、こうゆうことで、不安を感じなかった事実があった。」とか
を思い出させ、メモをとり、不安要因を否定する事実から、
不安を解消する方法を導くなどが典型です。 

 私は復帰してムードメーカーをする際に、特に若い人に対しては
以上の二点を意識してみました。
 特に精神疾患の人だけに適用するものではなく、いろんな人に
適用してみると、組織的に明るくなる兆しを感じました。
 ただ、特に後者は、かなり訓練が必要なようで、慣れない私は
大分疲れを感じています。 
 他人は私の先生だと思って、程々にやりすぎないようにと考えています。

0 件のコメント:

コメントを投稿