2009年5月25日月曜日

使い勝手の良さを見直そう(アナログ・デジタル混在)

前回の新型プリウスや、エネループ自転車の話しをしました。

 一時期は、デジタル家電やIT家電などの発展で、技術は進歩しましたが、一方購入して使う側からすると、どのメーカーも基本的な差別化はあまりないといった感じ、逆に直ぐに新しく安くなるのを待つと、いった感じでした。
 ところが、どうでしょうか、この2つの製品には、共通している部分があります。

 それは、「実際に使って五感で感じる、使い勝手の良さではないでしょうか?」

 乗り物だったら、ALL OR NOTHINGの極論では、全自動運転であってもよいわけですが、あえて自転車ならば自力で運転する部分を残して、必要なところで補助をするわけですし、自転車に快適に乗っているという基本的な要素は生かしているわけです。

 自動車でも、燃費などをサポートしてくれますが、絶対条件ではなく、臨機応変に操舵できる部分もあります。
 説明では、開発者も、エンジン自動車と運転の違和感を少なくするように考えられたそうです。

このようなものは、長く使いたくなりますし、使えば使うほど良さを感じるのではないでしょうか?

 かつての、スバル360もそんなコンセプトではないかと思います。
 価格が安いだけでなく、運転のしやすさを重視し、小回りの効く小さなボディーながら、大人が4人乗れるスペースと、箱根峠を上りきる十分な走行性能が維持でき、かつ360ccという、排気量の少ない経済性も兼ね備えたものでした。

 最近、デジタルカメラやノートPC、携帯電話など、半年ごとに新モデルを出していますが、ちょっと疑問に思うことがあります。使うユーザーは、どのくらいの期間使うことを想定され、付加価値を本当に生かしきれているのでしょうか?
 半年で交換、それはほとんど耐久消費品扱いですよ。

 新し物好きユーザーは置いといて、長く使っていただけるものは、ベストセラーとなる理由があるのではないでしょうか? それはやっぱり、デジタル機器ながら、アナログ的な要素、使う側の意思を反映する余地、つなわち五感で感じる、使い勝手の良さの有無ではないでしょうか。

ドラえもんの便利な道具にたより過ぎて、しっぺ返しを受けてしまうのび太を思い出してしまいました

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