2009年8月31日月曜日

漫画の存在。古くからあったものでは

 日本が世界に発信している文化の一つとして、
漫画、アニメの博物館を作ろうという案がありました。


 現状、この財政難のご時勢ですから、国会の中でもご指摘があったように、
なかなか費用の優先順位を上げる段階には至らない結論かもしれません。


 よく小学生時代に、「漫画ばっかりみてないで、たまには活字の小説を読みなさい」
と言われたものでした。
 確かに絵の無い文章から、想像を湧きたてるものは、人それぞれ違いがあることですし、
はじめから絵が合ってしまったら、一辺倒な想像になってしまうものなのかもしれません。


 ただ、漫画=低俗と考えてしまうのは、大きな間違いだと思っております。


 その理由は、歴史的な芸術として、当時の世俗の記録を表わしたものは、
必ず絵と文章が組み合わされて残されております。 
 掛け軸など典型的な例ですし、古代文明には、書かれている絵が手がかりとなっており、
同時に古い書体が残されている事実があります。


 長谷川町子さんのサザエさんは、新聞に書かれていた四コマ漫画で有名でしたね。
これは当時の生活に密着したことを、わかりやすく伝えるものであったと思います。


 現在の日本は、識字率が高いから文章で残すのが、普通なのかもしれませんが、
古代文明は、文字の普及は絵より後だった気がします。
だから、目で見えるものをそのまま絵に書いて、後世に伝えたことのほうが多いのでは
ないでしょうか。


 現代でも、何かをプレゼン報告する際に、大きく映し出すスライドも、文章だけでは見難いので、簡潔な文章と、図やポンチ絵を使い聴衆にわかりやすくする工夫をしますよね。


 今使っている漢字も、実は目で見えた形から、文字として残ったものですね。


 私は絵を描くのが下手です、字も下手ですので、漫画を上手に書ける方には一目置いております。


 でも、下手なりに、鉛筆をもっていろいろノートに書いてみるのも、頭がリフレッシュします。
よく学校の授業がつまらなくて、ノートに落書きしている人の気持ちがよくわかりますよ

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