2009年8月13日木曜日

暑い! だけど何処か冷めている討論会

 暦ではすでに立秋ですが、連日台風一過の高気圧によって、毎日30℃を越す暑さに見舞われております。

 政治の世界では、代議士の皆さんが、8月30日の選挙戦に向けて、連日熱い街頭演説で、支持を訴えております。
 
 昨日は党首討論会もありましたが、何処か、目くそ鼻くそを笑うとか、揚げ足取り合戦のような気がしてなりません。
 各党が選挙公約としているマニフェストという形を作ったことは、一流経済、三流政治と呼ばれる部類の方では、進歩があったことだと思いますが、私の意見として、国家をどうしたいビジョンはよしとして、良いことだけでなく、ネガティブなことも正直に表現されたほうがよいのではないでしょうか?

 現実に政府や代議士連中が、見てみぬふりをしていたがために、取り返しがつかなくなった問題があるわけですから、忙しいそばやの出前のように、今やります。っていっても、簡単には信頼を得ることは
難しいと思います。

 良い営業の方と言うのは、決して嘘は言わないし、良し悪しをきちんと説明して、お客様への選択権をきちんと作り、相互信頼を得ていくといわれます。

 有権者と立候補者への提言として、

 (1)現在の国の政策がよくないことについて、不平不満があるが、その人を選んだのは、
有権者の責任で選んだのですと、認識すべきです。
  だから、代議士とは有権者の代表であるわけですから、有権者は、代議士に必要であれば訴求し、また代議士は、有権者の現実に耳を傾けなければならない。選挙だけお願いしますと威勢がいい議員さんには、信頼をえることは難しいでしょう。

 (2)代議士や政府の方は、問題の断片的な面を取り上げて議論されていますが、それはマスコミの取り上げるネタには都合はよいかもしれません。
ただし、有権者に対しては、もう少し全体と詳細の客観的事実と、主観をきちんと区別して説明してほしいです。
 私が先生だったら、立候補者と、小中学生への夏休みの自由研究として、「なぜ日本は不況なのか?」「日本政府の借金が減らないのは?」「これらをどうしたらいいか?」というテーマで宿題を
与えたいです。
 特に重視したいのが、結果だけでなく思考プロセスがわかる、マインドマップや、QC7つ道具、
決算時のキャッシュフローを、貸借対照表や、時系列での流れで、わかりやすく図示してもらうことです。 これらは、プロセスが深堀できてなかったり、事実に虚偽があると、図に矛盾があることが
はっきりわかります。

 とにかくレベルの低い争いと、他人事では済まされない事態ですので、強い意志をもって投票に行きましょう。

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