2009年3月11日水曜日

切磋琢磨とチキンレース(何のための競争か?)

 こんばんは、今日は気温が冬に逆戻り。
だけど、なんとなく夕暮れ時間が延びているのが、感じられます。
 私個人的には、仕事が終わって、夕やけ空を見ながら家に帰るのが
好きなのです。
 それは、仕事柄、日中建物の中にいる事が多く、日光を浴びることも
少ないためです。

 さて、私はある企業に所属しております。もちろんこの全世界的不況下の
影響をまともに受けております。

 昨年までは、「市場競争原理」とか、「社運や生き残りを掛けて!」
とか言う言葉をよく耳にしました。
 また、その言葉が印籠の如く正当化されていたように思えました。

 私が思うに、「何のための競争なのか?」という問いかけには、
全く間違った行動をされている企業が多いのではないでしょうか?

 経済のグローバル化と言う名目で、流通の原資が限られていれば、
利益と損失は必ず存在します。

 問題は、give and takeというように、利益と損失の循環ができているか
どうかです? 利益独占することがグローバル化の目的ではないです。

 商売やサービスなどは、誰のために行う活動なのでしょうか

私の答えは、商品を購入し使う、またサービスを受けるエンドユーザーなのでは
ないでしょうか?、その対価として、資産や資金を支払うわけです。

  エンドユーザーの心をつかむために、新商品やサービスをいくつかの企業で
切磋琢磨することが、本来の競争目的であるべきだと思います。

 ところが、最近良く目立つのが、目の前の利益独占のために、
お互いにつぶしあい(チキンレース)になるパターンです。

 極端な結果はエンドユーザーを無視したマイナスの競争となり、
結局、それに関わった人間含めて、将来を見放されてしまいます。

 昨年米国で起こった、住宅ローン債権のマネーロンダリングは、明らかに
エンドユーザーの心を無視したが為に受けた、しっぺ返しなのではないでしょうか?

 皆様も、忙しいときこそ、ちょっと我に返って、「何のために?」と問いかけてみて
もよいのではないでしょうか?

 決して、悲観的な答えばかりではないとは思いますし、間違った方向に
進みそうだったら、我を取り戻すよい切っ掛けになるではないでしょうか?

 私が、元の職業に復職する気になったのも、
決して雇用が厳しい現実という後ろ向きな理由ではありません。

 厳しいときだからこそ、どんなちいさなことでも人々の為になるものを
創造してみようと思ったからです。

You may say "I'm a dreamer! "
But not only one
I hope you someday join us

John Lennon の名曲 Imagine フレーズを思い出しました。

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