2009年3月14日土曜日

善か悪かは、半か丁かの確率論?(その1)

おはようございます。
以前、価値観の違い=物差しの違いという話しをしました。

 更に言いますと、人間はものさしの長さが恒常的ではなく、
都合に合わせて、相対的に変わるというものです。

 もっと具体的に言えば、同じものの長さを測るとき
あるときは長さの単位はcm、尺、インチ髪の毛数本相当と
言うことができますね。

これと同様に、世の中に善か悪かという価値観の違いがあります。
私の意見として、ほとんどの世の中のものは、All or Nothing ということは
ありません。
コイントスや、時代劇賭博のサイコロの、半か丁を思い出してください。
表と裏は常に隣り合わせ(表裏一体)なのであり、どちらも表、または裏はありません。

その時どちらが現われるかは、確率論なのです。

だから良いと思われる主張にも、必ずメリットとリスクは存在します。
どちらを優先するかが、価値観の違いなのではないでしょうか?

 ただし、表裏一体であることを忘れてはいけないのです。
極端な話し、過去の独裁者はこの過ちを起こしてきました。
メリットとリスクは共存するので、何かをするにもどちらとも
付き合っていかなければなりません。

 私は、決裁をする際に、なるべく根拠ある確率(自信)の高い低いで
答えるようにしています。
 よく、無責任だとおもわれる人もいますが、前向きにリスクのことと
それの対応も考えていると示すためであります。

 また、お断りする際は、否定形ではなく、肯定形で、否定に至る判断材料を
交えて回答するようにしています。
具体的には、「現状では100年時間があれば可能と考えます。」とかです。

日本語の特徴でありますが、否定形が多いのも事実です。
どうしても 「~ない」と言いはじめると、自分含め周りが
マイナス思考に方向が向きます。
同じことに対して、言い方を変えてみるのはいかがでしょうか?

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