2009年3月19日木曜日

フィードバックとフィードフォワード制御(その2)

今晩は、今日も難しい言葉のコラムで恐縮です。

人間自体が、自律神経系等の働きにより、異常防衛の制御を
している話しをしておりました。
これらは、無意識的に自動制御しているものです。

うつ状態の脳、神経系は、これらの働きが疲れて働きが
悪くなっている状態と言われており、主に自律神経の働きに影響を
与えることが多いのです。 

不眠、不安、集中、記憶力の低下などがその例です

一方、人間が意識する範囲でも、フィードバックとフィードフォワード制御と
同様なことが行われております。
 例えば、仕事の進め方にPDCA(Plan Do  Check Action)のサイクルを
まわす事で、仕事の質等(QCD)を安定に保つことができるといいますね。

 また、季節や時間(朝、夜)などによって変動する要因を、過去の学習傾向から
予め予測した上で、実行の内容に加味するフィードフォワードの要素もあります。

 仕事の進め方に関しては、目標と現実のずれを逐次サンプルモニターし
是正するアクションをすすめ、また次の段階で更に見直しをかけるといった
最終目標に向けた過程も含めて、追従と是正の制御を行うサイクルです。

  もし、あなたの仕事の状況で、このサイクルが円滑に
 制御されていないとしたら?
 
  もし、チェックの部分で、良い報告のみフィルタリングされたり、
 サンプリング(ヒヤリング)の期間が適切でないとしたら?

 それは間違ったアクションを誘発しかねません。!!
 
 その結果、組織自体が不安定に働くか、間違った方向に
 舵取りしているのに誰も気がつかないといったことになります。

 飛行機や、船舶の運航も、目的地までの過程で、必ず途中で、位置や方向を
逐次確認し、ずれていたら補正する形で、目標地に到達させる運用をとります。

 そんなの、明日何が起こるかわからないじゃないか?と反論する人も
いると思います。
 その気持ちはわかりますし、予期せぬことが起こることは、常に世の中の
本質であると思います。

 だからこそ、こつこつとステップを踏まえた目標と、最終目標を常に忘れないで
おくことが大事なのではないでしょうか?
 
予期せぬことが起きても、それが運命かもしれませんし、
あるいは、はっと冷静考えて対処できることかもしれませんね。

 ちなみに私自身は、世間体から見れば、決して幸に恵まれている人生ではない
かもしれません。
 だからといって失望しているわけではなく、意識すべき課題もあり、それに解決
できるように前向きな行動が必要だと日々考えております。

 まだ、その具体的な答えにはたどり着いておりません。
だから人が生きることは難儀だと思うし、奥が深いのかもしれません。
自分が寿命が来たときに、やっと答えが見つかるかもしれません。

人生もある意味で、PDCAのようなことが必要なのではないかと感じております

ただ、決して絶対ではなく、自分だけで完結できる範疇ではない、難しいものと
感じております。

0 件のコメント:

コメントを投稿