2009年3月15日日曜日

確率論のはなし(補足)

おはようございます。

昨日確率の話をしました。
その中で、誤解をしてはいけないことを補足します。

確率が50%以下だから、決して手を出してはいけないという
説明ではありません。

現実がなぜ起こっているかを考え、その上で確率をより100%に
近づける手段、方法を考えて見つけられれば、よいのです。

ジャンケンだって、相手の見えないちょっとした癖や、傾向を
見破ることができれば、確度をあげることは可能だと思います。

確率統計学でのジャンケンで勝つ確率と言うのは、毎回出すもの(ぐーちょきパー)
が 前回の結果に依存しない条件があります。

 もし、その人は前にグーを出すと3回連続でパーを出す傾向があるとすれば
勝つ確率は変わりますね。
 だけど 傾向も確率の高い低いが問題で100%になることは稀なのです。
だから、なぜそのような傾向があるのか、例外があるのか?と考えることも
重要なのです。

 野球では、打者が安打を打つ割合は 3割いけば多いと言われます。

 それは、投手が投げてから、打者が球筋を判断する時間が0.1から0.3秒の
間しかないことに依存していると思います。
 天性のリズム感や動体視力を持っている人ならば、これでも打つタイミングを
あわせる可能性が高い。
 もしそうでなければ、相手の癖を探して、次投げる球筋を予測するか、
一つの球の種類、コースに的を絞るなどの策を講じているはずです。

 かの、野村克也監督が、45歳まで現役を続けられ、あれだけの成績を残された
のは、体力の衰えを、知力を使い技術面でカバーしたことで知られています。
具体的には、相手の癖を見つけ、狙い球を絞る。
狙い球を打ち損じない練習を常に重ね、攻略したことが有名です。

人それぞれに、得意不得意があります。そこに気付き、カバーする手段が
見つけられることが大事だと考えます。

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