2009年4月29日水曜日

野村監督 通算1500勝!

東北楽天ゴールデンイーグルス 野村克也監督がついに、監督通算1500勝をかざることができました。
心からおめでとうございます!!。

 プロ野球選手として、通算3000試合出場、通算安打数、本塁打数とも歴代2位の成績を残し、且つ、監督として1500勝、王監督が勇退された現在、原さんでも、1,2年で到達できる数ではありません。
 また、何故か負け数も同じ位、歴代一位で、ちょっと負け越しているオチもおります。

 でも、選手として3000試合出場、監督として3000試合以上を指揮されている数字になります。

 プロ野球選手も監督も、自分からなりたいと言って、何年も続けることができるものではありません。「もういいよ!」と言われれば、それでおしまいです。
 そのことを考えると、如何に選手としても、監督としても周りから信頼を得られているのではないでしょうか?
 特に、今年は、若い20歳の、田中将大投手や、エース岩隈投手、ベテランの山崎選手や移籍入団の中村ノリ選手が、チームのためにという意識を持って、試合に臨む姿がはっきりわかるようになってきたことが、監督への信頼の象徴だと思います。

 名選手迷監督とも言われることが多いですが、野村監督、ソフトバンクホークス王前監督、そして川上哲治元ジャイアンツ監督の3人に関しては、当てはまらないのではないでしょうか?

 世の中の価値観や流行が短期間で変わってきても、人の信頼というものほど、生きる上で揺らぎなく重要なものは他にないと思います。

 私は、この人が、信頼を得るために、常日頃から努力を積み重ねられていること。
現在も現状に満足せずに向上心を持たれていることに、いつも勇気を失うことなく
心惹かれるものがあります。

 最後に野村さんに敬意を示して、今年は是非優勝で、日本を湧かせてください。
まだ通過点だと思いますが、通算勝率5割を超えていただけるように、監督、選手ともに応援させていただきます。

2009年4月28日火曜日

IT化の推進 だけど本当に未来に残るものは?

明日から、お休みの方も多いのではないでしょうか?

私もどこか旅行に行った時、印象に残ったものを写真に撮ったりします。
だけど、それほど写真にこだわりを持つ程のものではありません。

仮に、ピンボケしていても、ぶれていても、アルバムにまとめて写真を見れば
その当時の雰囲気を思い出すことができると思います。

以前フィルムカメラが主流だったときは、インスタントカメラを含めて、
フィルムの中で撮影できる枚数が、24、27、36枚と決まっていたため
一枚撮るのに大事に撮っていた覚えがあります。

ところが、時は過ぎ、写真もデジタルデータ化が著しく進展しました。
メモリーカード1GBあれば、一眼レフカメラでも、100枚近くは撮れます。
また、直ぐに撮影したものを、確認できるので、失敗を気にすることなく取り直しが
できるようになりました。

私が考えるに、カメラのデジタル化が一番、受け入れられた要因は、直ぐに、いつでも
撮った写真を確認することができることではないでしょうか?
 折角記念写真をとっても、フィルム現像で時間が必要だったことからの開放なのでは
ないでしょうか?

 だけど、一杯取った写真データは、皆さんどうしていますか?
便利なところはあれど、こんなにたくさんとっても、後で何もしないでほったらかしと
いうこともあると思います。
PCを使うことに慣れている人でも、うっとうしく感じることがあります。

だから、結局は、写真屋さんに持っていって、CDRにデータ保存をしてもらい、必要なものだけ
選んでプリントしてもらうのではないでしょうか?

写真のデータは、音楽CD同様にデジタル化されていますので、決まった法則にそって
数字の1と0の羅列しか書かれていませんのです。
 フィルムならば、ネガやスライドにすれば、時間が経ってもある程度思い出すことは
できますが、もし、メモリーカードや、CDに傷を付けてしまった、PCに入れたハードディスクが
壊れてしまったら、撮った本人でも何の写真か思い出すこともできませんね。

 私が危惧していることは、このことなのです。結局写真にプリントするもの以外は
情報が欠損すると、何も残らなくなってしまうのです。
 かつて紀元前の文化の様子が、壁画となって後世に残されていた事例は沢山あります。
それは、情報に欠損があっても、人間がみて補間をすることができたからです。

 ところが、デジタルデータは未来の後世に伝えられるものでしょうか?
仮に、未来にエネルギー不足で、電気の供給が途絶えたらどうでしょう?
1と0の、暗号の解読するルールが残ってなければどうでしょうか?
結局、デジタル化の便利さの中に存在する、恒久的な不便さなのではないでしょうか?

最近になって、町のカメラやさんが、アルバムを作ったりいろいろなソリューションを
提案していただけるようになりました。内心ほっとしているところです。

カメラメーカーは、半年ごとに何機種もカメラを出すことに意義があるかの如く感じますが、
そろそろ、この製品使うことでの人生の中の位置づけは何か?
何のために、写真を撮るのか?、どう活用するか?といった、本質的なご提案を
する時期になってきているのではないでしょうか?
と、思ってしまうこの頃です。

休んでいたときこそできるもの

長期自宅療養になっておりましたが、その中で普段できないことを、無理しない範囲でやってみました。
 それは、小旅行や、今までかかわりの薄かった本や写真集などです。

 小旅行は、普段平日には行けない所を、悠々と時間を掛けて見ておりました。

 その中で、東京って新宿や霞ヶ関のような、高層ビルとコンクリートで覆われた
イメージがありますが、神宮外苑や、代々木公園、日比谷、皇居、江戸城のお堀など、緑が多く歴史のあるものが多いことに気がつきます。
 また、季節によってこれらの緑色に、いろんな色の花が華やかさを表現されるのです。

 普段早朝に通勤電車に揺られて、日が暮れた頃に会社から帰宅の日々繰り返しでは、なかなか気付かない趣さがあるのです。

 日本の神社、寺社は建立当時は、中国大陸同様に、朱色など極彩色で華やかであったとされます。ただ、1000年の時を過ぎて、華やかな色ではなく、木材の年季を増した地味な色になっております。外国から来られるツーリストには、このような風情のある趣きが、日本独特だということで評価されております。 京都や奈良等は典型的ですね。

 ギリシャのパルテノン神殿など、石で作られた建物も、石本来の色であることが評価されております。

人間もそうですが、付け焼刃で視てくれをよくすることだけではなく、長年の地道な努力で
深みを増していくのが、よいのかもしれません。

 栄枯盛衰や諸行無常と、はるか昔からある考えですが、中国大陸から伝わった「論語」や諺は、古くさい、おっさんくさいとも思われますが、人々が生活の中で、長い時間を掛けて、磨かれて残ってきたもの、つまり人間の生きる本質的なものかもしれません。

何かの時にちょっと読み返してみるようにしております。
毎度いろいろ考えさせられます。

2009年4月26日日曜日

夜行列車の旅、永遠に!

JR各社は、先月14日のダイヤ改正で、東京駅からの定期夜行列車が1本だけになりました。

ブルートレインと呼ばれた寝台特急「富士、はやぶさ」もそうですが、
格安旅行でおなじみ、夜中に東京を出発し、早朝に名古屋、岐阜方面に到着する「ムーンライトながら」(かつての大垣夜行)も定期ではなくなりました。

学生時代に、まだ自動車免許も持っていない頃には、特にお世話になりました。

いまや新幹線や飛行機で、あっとゆうまの距離になってしまいましたが、

在来線区間を通る列車も、捨てがたい魅力があります。
車両から見える夜明けの景色(特に東海道本線の静岡-熱海間や、浜松-豊橋間)や
レールの継ぎ目を車輪が通過するときの、リズミカルな音と振動が心地よい部分もありました。

 鉄道需要の低下や、夜間に安全運行できる体制を維持することを考えると、致しかたがないの
かもしれません。
 
 しかし、一本のレールで、日本を縦断してつながっていること、高速道路のように渋滞がないことを
考えると、事故が無い限り確実に時間を計算できる点は、鉄道の一番のメリットではないでしょうか?
自家用車ですと、渋滞にはまると、運転も疲れますし、トイレに行きたくもなりますし。

GWや盆、正月などの季節列車として、いくつかは残るようですので、たまには時間をゆっくり使って
みる夜汽車の旅もよいのかもしれません。

 ちなみに、松本零時さん原作「銀河鉄道999」の運行時間の長さはひと際ですね。
あんまり時間だけに焦ってはいけないのかもしれませんね。

2009年4月25日土曜日

不器用なんで、、、。

前述のように、私はエンジニアをしております。
かっこよく聞こえるかもしれませんが、
図面、設計、工作、プログラム、評価など、なんでもやってます。

このように言うと、器用のように思われますが、全然センス無いくらいに
不器用です。
特に工作(主に電子工作)は、好きでやっても下手には変わりません。
 だけど、今思うと下手だから、今まで続いてきたのかもしれません。

不器用だから、補うためになんとかしようと思う
向上心が生まれたのかもしれません。

器用貧乏とはよく言いますが、天性の力を持っているとどうしても、それに満足し
自己陶酔で、向上心が薄弱になりがちになるそうです。

「勝って兜の緒を締めろ」という諺がありますね。
調子に乗りすぎると、地に足が着いてないから、足元をすくわれてしまうことへの
戒めです。

私が野村克也監督の話が好きなのも、そういった教訓を実践された人だから
だと思っております。
(ただ、野村さんは、野球が下手だとは思っていませんよ。)
人並み以上の天性の力 プラス 努力で、無限の力を発揮されている人だと思います。

私は元来、瞬間湯沸しと呼ばれる部類で気が短いところがあります。
最近は、勢いですべて全うできる程のエネルギーはないため、冷静にちょっとまてよ!
ってな感じです。

2009年4月22日水曜日

ああ 野村監督裏話(その2)

 野村監督が現役選手時代に、最も苦手とした投手、
それは、当時西鉄ライオンズ、故稲尾和久投手でした。

 野村さんは、投手の癖を見て、投げる球種やコースを読んで、打つ球にヤマを張る秘策を
うまく活用されていたことは有名です。
 ただし、稲尾さんだけは、ストレートもシュートも同じフォームで投げるので、
球種を読むことが困難であったそうです。

 後に、野村さんが、稲尾さんの投球フォームを16ミリ映写機で、じっくり観察し
ストレートとシュートを投げるときの、わずかな投球フォームの違いを見つけ出し
一時期、稲尾さんのシュートにヤマを張ることができたと言う事は、よく知られています。

 実は、稲尾投手も、打者の見えない癖を見つけ出して、打者の狙い球に裏をかくように
投げる球種やコースを変えていたのです。

 ストレートもシュートも投げるフォームが変わらない所以は、
日本シリーズでの長嶋茂雄を攻略するために考えた、「ノーサイン投法」だったのです。

 長嶋茂雄が打席に立つ様子は、狙い球がどこか全く見当がつかない、自然体だったのです。
だから、何処に投げても、打ち返されてしまうような感じだったそうです。
 稲尾さんが長嶋対策を考えて観察した結果、投手が投げる瞬間に、唯一、
長嶋さんの肩の位置が、内角と外角狙いで変わる癖があったことがわかったのです。

 普通は、投手は投げる前に、捕手とどの球種を投げるか決めています。
だから、癖がわかっても手遅れと考えます。
 しかし、あえて、長嶋さんの時は、捕手とのサインはなしにして、
投球動作に入ったとき、長嶋さんのちょっとした癖にあわせて、ボールの握りを変える

(内角狙いならば、スライダーやカーブ、外角狙いならばシュート)
といった器用な方法で、攻略をされたのです。

 稲尾さんは、練習でつかんだ長所、それはコントロールが抜群によいことでしたので、
うまく特徴を生かせたのではないでしょうか。
 
 だけど、捕手は、ノーサインで次何処に投げるかわからないのだから、球を受けるのは大変だったのでは?
その年は、西鉄ライオンズは「神様、仏様、稲尾様」の有名なキーワードが生まれるように
日本一になったのです。

 ちなみに、折角稲尾さんの癖を見つけ攻略できた、野村さんですが、オールスター戦で
同僚の投手がうっかり、癖を見ていることを喋ってしまったことから、稲尾さんが癖を見られて
いることに気付き、見事に修正されてしまったそうです。

 その後、どのチームの選手も癖や傾向に対して、重要な意識を持つようになりました。
実は、当時のMLBの選手は、こういった相手の傾向を上手く見極めることは、良くやられて
いたそうです。
 まさに、狐と狸の化かしあいととも言えることですが、身体能力や精神力だけでは
カバーできない部分を、知恵を使って補う戦術の立役者だったのではないでしょうか?

 野村さん = データ野球 と思われるかもしれませんが、
言葉 ID:important data 野球にあるように、
 ただ漠然と相手の様子を見るのではなく、
自分のチームのタイプにあう適切かつ、重要な情報を、
うまく活用することで、攻撃や守備でものチームプレイを最大限に生かすことが、
本質的な考えなのかもしれません。

 野村さん曰く、もともとバッティングは器用ではなかった、だから逆転の発想で、
相手の球種を読んで、狙い球を決め撃ちすることを、考えるようになったといわれます。

 野村さんの本を読んで、野球を見ると、いろいろ違った奥の深さを感じ、駆け引きの面白さを感じます。
 テレビ中継も良いけど、選手の表情など、球場に良くとより、面白さがあるのではないでしょうか?
 私も休養中に、よく球場に行ってましたよ。

2009年4月21日火曜日

ああ 野村監督裏話(その1)

今晩は、MLBシアトルマリナーズ、イチロー選手が
張本勲さんのもつ、日本人最高安打数をとうとう更新しました。
すばらしい偉業です。これからも期待しております。

 その張本さんですが、最近はTBSテレビ「サンデーモーニング」に出演し
厳つい顔で、不甲斐ない事に「喝だ!」と言うことでも有名です。

 張本さん本人が、イチロー選手の記録達成の瞬間を、現地で観戦されていたと
言うのですから、見かけによらず人間味のある人ですね。

 私は、野村克也監督の著書を好んで読んでおります。とにかく面白いのです。
かつては、私と同じ歳くらいで、監督兼選手をされていた青年監督でしたが、
いろいろと面白い話がありました。

 野村さんが、捕手のポジションにいるときに、打者へのささやき戦術というのが
有名ですね。打者の集中を乱すことが狙いなのです。


 ささやき戦術に対して、狙い球を集中できずに怒り出す選手もいたり、
耳栓をした選手もいたそうです。
 もちろん、建て前は、試合の妨害のためではなく、味方の投手に話しかけているんだということだそうです。
 
 試合前に、投手と作戦を練って「俺の言うことは無視して、サインを信じろ!」というようにしていたこともあり、
「次は内角ストレートかな?」とぼそっとしゃべって、ど真ん中にカーブを投げて、打者を見事に混乱させたそうです。

そんな野村さんですが、長嶋茂雄、王貞治、張本勲の三人に関しては、ささやき戦術が通用しなかったそうです。
その内訳は、三者三様です。

・長嶋さんは、自分の世界に入っている人なので、ささやいても頓珍漢な答えを返し、全く気にならずに打たれた。

・王さんは、ささやきは聞いてくれるが、集中力の切り替えが速い為、かく乱が通用しなかった。

・張本さんは、バッターボックスに立つときの位置を、バットの長さで正確に位置決めされている人であったため、ささやき始めると、わざと打席を外すことで、ささやきが遅延行為になるようにさせて、自分のペースをつかんでいたそうです。

 当時、同じパリーグで対戦することが多い張本さんには、いくら工夫をしても「まるでテニスのラケットの如く、うまく打ち返される」と、天才相手に歯が立たないといった
感じでした。
 野村さんは、相手の無意識な癖などを見分けることで、才能を発揮された方ですが、後に解説者として一緒になったときに、張本さんが野村さんの癖を読んでいたことがわかったそうです。
 これには、野村さんが現在も完璧を追及し続けるようになった、大きな転機
だったそうです。

 かつての青年監督から、現在は最年長監督として、この人ほど努力や発想の転換を
発揮される方も、なかなかいないのではないでしょうか?

 また、南海(ミナミ)の雰囲気でしょうか?、オチもうまく使うところがいいですね。

ノムさん曰く、プロ野球で首になったら、地元の高校野球チームの監督をやってみたい
夢を、今でも持っているそうです。

 私は、そんな野村さんのファンですし、心から応援しております。

2009年4月20日月曜日

ドラえもんは、日本生まれの世界の英雄

私が小学生の頃の大好きな漫画は、藤子不二夫さんの「ドラえもん」でした。

現在は、世界中で知られているほどのキャラクターで、元祖日本発アニメーション
ではないでしょうか?

 ドラえもんの親しみやすいキャラクターも、そうですが、四次元ポケットから
出る、秘密道具の豊富さ!。
 
 当時ものが豊富に無い時代に、これらのアイディアを考えていた、
藤子不二夫Fさんの豊かな発想力には、脱帽でした。
道具は、実に考えられたものだと思います。

 かのトキワ荘のメンバーであることは知られておりますが、
手塚治虫さんや、赤塚不二夫さんなどと、実に楽しい話しで盛り上がっていたのでは
ないかと思います。

私が、科学に興味を持つ切っ掛けは、「ドラえもん」だと思っています。

 また、「ドラえもん」は正義の味方のような側面もありながら、不良品ロボット
で、たまにおっちょこちょいや、ねずみが苦手という、完璧ではないところも
人間性がありますね。

 便利な道具に頼ってばかりいると、必ずしっぺ返しが来ることも、漫画の中で
メッセージを送られていますね。
 後に藤子不二夫Aの笑うせいるすマンで、欲に度が過ぎるといけないという
戒め的なメッセージを送られています。

 このような考え方は、多くの人に共感できる部分なのではないでしょうか?
だから、世界中で有名なキャラクターなのかもしれません。

ドラえもん(猫型ロボット)は22世紀生まれだそうですが、
平和のためのロボットの代表ではないでしょうか?、ドラえもんのような
ロボットが生まれるのは、いつになるのでしょうか?

2009年4月19日日曜日

スペースシャトル来年引退(R25記事を読んで)

東京地区では、毎週木曜日にR25という、フリーペーパーが配布されております。

ただより高いものは無いと言いますが、実に中身が面白いのです。
私も読者ですが、最近あっとゆうまに、品切れになってしまうので、木曜日は
会社が終わったら、急いでいつもの書店(配布場所)に、向かっています。

その中の記事で、「スペースシャトルは、2010年引退」という驚きの記事が
ありました。

シャトル計画は、当初繰り返し飛行できることで、コストダウンを狙ったが、
実際は維持費が想定外にかかってしまったことが、大きな理由だそうです。
それと、すでに25年を5機(現在は3機)でやり取りしており、老朽化も
一つの理由だそうです。

私は、小学生の頃、NASAから送られるシャトルの初飛行と、初生還の映像が
テレビで放送されたときの、なんともいえない好奇心を覚えております。
エンデバーのプラモデルも作ったこともあります。

NASAによれば、今後は再び一回限りの飛行船になるとのこと。

 宇宙の平和利用を進めてきた計画だっただけに残念ですが、
NASAのことですから、今回の結果を、きっとどこかで次に生かすことだと
期待しております。
 
同じように、現在小惑星サンプル・リターンの日本初人工衛星「はやぶさ」が
満身創痍の状態ながら、関係者の知恵を集めて、なんどか軌道修正することを
目指しております。

同じように、少ない予算ながら関係者の尽力につきるものはありません。
がんばれ!「はやぶさ」とスタッフの皆様へ。

2009年4月17日金曜日

科学の面白さ、それは予期せぬことの発見

今晩は、新緑があちこちにあり、すっかり春らしくなりました。

私は、某企業でエンジニアをしています。所謂「理系人間」の部類でしょう。

さて、世の中では、理系離れとか学力低下など言われておりますが
本当にそうでしょうか?

 私は、数学はそこそこでしたが、必ずしも理科が得意であった訳では
ありません。 また、数学でも幾何学的な立体やベクトル等は不得意でした。

 でも、最近、改めて科学の面白さを再認識しております。
それは、宇宙ステーション「きぼう」や、小惑星のサンプルリターンを
目指す「はやぶさ」プロジェクト。月から地球をハイビジョン撮影に成功した「かぐや」の実績等です。
 これらは、子供のころは夢のような話でしたし、今も実験をして、何が起こるかわからないという、予期せぬ期待を持たせてくれます。 

 私は、かつて学生時代に、ISAS(現JAXA宇宙科学研究本部)の研究室に
お世話になったことがありました。
 毎年恒例の夏休みの一般公開のことを思い出します。

当時学生だった私は、お客様への説明員に借り出されました。
 当初は「マニアックな感じ」という主観が先行してましたが、

いざ蓋を開けてみると小学生から大人まで、幅広い年齢層の方が、
目を輝かせて大勢やってくるのです。
 
 とにかく興味深々で、いろんな質問を投げかけてこられるのです。
小学生から、お年寄りまで、科学のはなしをわかりやすく、面白く、臨機応変に
説明することの難しさを感じ、説明員のほうが勉強不足であたふたしました。
 

 でも、このことが、いろいろ役に立っていたと思っています。

 私の同級生も、同じように思ったようでして、

次の年は、学生達で集まって、少ないながら予算を集めて、
町田の東急ハンズで材料を集め、創意工夫を凝らした展示をやってみました。

先生方も、もともと工作等好きでしたから、いろいろ手伝っていただきました。
 
 FMのトランスミッター回路キットを工作し、人工衛星モックアップにつけて
音楽を発信し、指令室の代わりのものとして、離れたところにラジオ受信機を置いて、
人工衛星と通信をしているような如くのものを、展示してみました。

 その頃、広報の的川先生が、ペットボトルを加工した水ロケットを企画しました。
隣に見える実物大のロケットの大きさからすると、こんなちっぽけなものが予想外の
飛ぶことで、親子も釘付けでした。

 水を勢い良く噴射することでの、作用-反作用の法則で、ボトルロケットが飛ぶわけですが、
 先生は実に丁寧で完結に子供に説明されておりました。

 また、うまく飛ばなかった子にも、適切にアドバイスを送られていました。
さすがに、人におもしろく説明することは、数段も格上でした。

 就職して転勤になってから、しばらくご無沙汰しておりましたが、
昨年久々に、一般公開を見に行きましたところ、年々観覧者が増えており、
展示も年々創意工夫を凝らして、より楽しいものに進化していました。


 親子で興味深々に目を輝かせている姿を見ると、「まだまだ科学の面白さは捨てたものではないぞ!」と感じております。

 私も、エンジニアのはしくれとして、特に若手の人に対して、
まず科学や、技術の面白さを、相手の目線に合わせて伝えてみようと、
心がけていますし、いろいろ実践して見るようになりました。

 今の若者はクールで、と言いますが、とんでもない!
一度興味を持ってもらったら、ものすごく熱く、貪欲さを出してくれますよ。

 最近は、私のほうが、逆に教えられていることが多い位ですよ。
このような気持ちや心がけを、大切にしていきたいと思います。


 将来、米村でんじろうさんのようなことができればいいかな?

2009年4月15日水曜日

宇宙との交信(遠く離れたメッセージ)

今晩は、現在物理学では、光の速度を超える速さを持つものは
存在しないとされております。
 光の速度とは、空気中では、一秒間に30万km移動する速さ
つまり、一秒間で地球を七周半する早さです。
 
放送の電波も光速で伝搬するわけですから
テレビの衛星中継なども、それほどタイムラグを感じることはありません。

 ところが、銀河系の惑星の距離は、光年という単位が使われますね。
だから、現在地球上で輝いて見える星は、実はずっと過去に起きた状態なのです。
 あまり想像がつきませんが、地球上に人類が生まれる前に、何か光と言う形で
メッセージを送られたのかもしれません。

太陽系惑星は、銀河系ほど遠くはないですが、それでも、火星に到達した人工衛星との
通信に掛かる時間は、地球から送信して、衛星が受信し、返信して再び戻るまで
約5分程度掛かると言われております。

かつて JAXA ISASでの火星探査衛星「のぞみ」の機能には、衛星が問題を検知して
報告する頃には手遅れにならないように、自律制御機能を組み込んでいたそうです。

 それを考えると、人工衛星ボイジャーは、今どこにいるのでしょうか?
流石に距離がありますため、通信してできることはかなり限られますが、
現在も、継続して交信しており、太陽系から飛び出す位置にいるとの説があります。

 最新の衛星のように人工衛星から見える映像を送ることができれば、また
新たな発見があるのかもしれません。

 ドラえもんのどこでもドアや、宇宙戦艦ヤマトのように時空間をワープして
移動できれば? なんて夢のような話ですが、

 ひょっとしたら、はるか遠くの惑星に人類とそっくりな生命体があり、何か
メッセージを送られていたのかもしれませんよ。

 「地球上からは逃げられないのだから、内輪でばかな争いは止せ!」と、
近所の将軍様には、理解不能かもしれませんが。

2009年4月14日火曜日

地球のなぞ(大気圏が維持されるわけ)

今晩は、私の好きな分野、宇宙科学コラムです。
現在皆様が生命の維持に関わるものの一つに、酸素を含む大気があります。

 アメリカ合衆国のNASA、EU連合体のESA、そして日本も人工衛星による
地球や惑星探査プロジェクトが行われております。

 やっぱり科学者の気持ちのどこかに、
「地球以外の惑星に生命体があるかもしれない」
という考えがあることだと思います。

 実は、太陽系の惑星は、太陽からの荷電粒子(プラズマ状態の気体)の強い風を
受けております。その名の通り Solar wind(太陽風)と言います。
この風の風速は、音速をはるかに超えるスピードなのです。


 「こんな強い風を地球の地上で受けてしまったら?」
 とても人類どころか、生命体の存亡は、困難です。

 実は、地球には地核に、大きな発電機構があり、「ダイポール磁場」と呼ばれる
ものが存在していることはご存知でしょうか?
この磁場は、方位磁針で存在がわかりますね。

 この磁場とプラズマとの相互作用(ローレンツ力)によって、
太陽風の方向転換させる力を生じ、太陽風の防波堤になっているのです。

 また、太陽光の紫外線成分が、水素や、酸素等を電離させて、
HF帯通信で使う電離層や、酸素分子とオゾンの化学反応への
エネルギーを与えることにより、紫外線エネルギーを上手く吸収しているのです。

偶然とは言え、上手い具合に、地球は生命が存在できる条件があったのです。 何気無いことですが、見えない形で強い縁の下の力持ちなのです。

 他の惑星では、まだ生命体が確認されておりませんが、
惑星探査の研究結果から、地球に近い火星や、金星などは、
 かつて、太陽風から大気を維持する程の強い磁場が存在した
との説があります。

 現在は発電される磁場が弱くなってしまったため、太陽風によって
大気圏が吹き飛ばれてしまったとの考えがあります。

 太陽風の風速も、日々刻々と変化しており、太陽活動が活発で
黒点数が多くなる時は、solar flare と呼ばれる、突発的な強い風の塊が吹き
つけてきます。
 また、紫外線の強度も増してきます。

 このときは、高緯度でオーロラが頻繁に起きたり、電離層に強い電流が流れ
地磁気が乱れる、磁気嵐といわれる現象が起きます。

 磁気嵐は船の航海に影響を与えたことや、通信に影響を与えることから
日本でも、通信総合研究所が、太陽活動による「宇宙天気予報」というのを
公表されています。
 
いろいろ科学の雑学的な話しですが
もし、地磁気が無くなってしまったらどうなるの?
という視点で見たら、人類の存亡に関わりますね。

オゾンホール縮小や、地球温暖化、地球上で生み出される
エネルギーの過剰使用等が着目されております。


 酸素や地磁気等、普段当たり前に在るようなもの。
だけど、生命に必要な、見えない縁の下の力持ちの存在を

忘れないで欲しいですね。

 科学という視点で 地球環境や、宇宙環境についての探究心には、
国境も宗教もないですね。国際協力の上手なモデルだと思います。

地球環境なんて、学問としては直ぐに役立つものなのか?という考えもありますが
学生時代からいろいろ話しを聞いているうちに、興味を持つようになりました。

 限られた研究予算の中で、熱心に頑張られている研究者や、スタッフの皆様には
心からエールを送りたいと思います。 

2009年4月13日月曜日

宇宙ステーションきぼうに興味

JAXA所属の若田光一さんが、宇宙ステーション実験棟「きぼう」で船内活動を
始められました。とても名誉なことですし、応援しております。
 
 私が子供の頃は、宇宙で生活するなんて、夢のまたその夢のような話でした。
まだ、NASAがアポロ計画をやっていた頃でした。

 プロジェクト以外にも、しばらくの間、地球から離れて暮らす。
地上との交信だけが、唯一の情報交換、無重力といった中で、どんな気持ちで
いらっしゃるのでしょうか? 前向きに非常に興味があります。

 以前、いろんな人が、片道切符だけをもって、海外に放浪し、いろいろ言葉や
習慣の違い等を乗り越えていく話しはよく聞きました。

 ロビンソン・クルーソーの無人島に漂着した時と、同じような気持ちでしょうか?


 宇宙船の中は、いろんな国籍の方が、同じミッションを目指しているわけで
素晴らしいことではないですか!
 たとえ、気分が疲れても、お互いを助けあう気質があるのでしょうよ。
宇宙飛行士であり、研究者であり、実験にしても、生活にしても
毎日がいろいろ発見がある訳ですから。羨ましいです。

 かつて、冷戦時代に、宇宙の権利争いをしていた頃 
旧ソビエト連邦の ガガーリン大佐が、宇宙船からみた地球をみて
「地球は青かった!」と感激の一言を述べられました事を思い出します。


今月中旬には、日本から「きぼう」が見える位置に来るとのことです。


 本日、某家電量販店で、天体望遠鏡が目についてやみません
金欠ですが、「定額給付金をロマンに使ってみてもよいでしょうか?」
と言った気分になりました。
 JAXAのWEBサイトは、毎日楽しみです。

再来一次 原点回復

ここ一週間、だんだん「ボヤキや愚痴」と思われる
投稿が増えてきてしまいました。

貴重な読者の皆様に対し、自分の愚痴を発言する場ではないのでした。
不快に思われた方々には、心から陳謝します。

本来は、憂鬱な気分を経験から克服しましょうよ!という前向きな目的
だったはずでした。
確かに現在、私は心身の倦怠感に包まれておりました。

ここで、もう一度、「一日一笑」の原点に戻って、皆様と一緒に前向きに
考えられたらと思います。

どうかよろしくお願いします。

「マインドマップ問題解決」本の紹介

前に「マインドマップ」と言う言葉を使いました。
何だろうと思われる方もいらっしゃると思います。

そこで、本を紹介いたします。

    「マインドマップ問題解決」
    らくがきで劇的に身につくロジカルシンキング
  
    高橋政史 著
    ダイヤモンド社

最近は、資源の削減化と電子化で、紙に手書きすることが
減ってきてはいますが、
 頭の中の整理や、左脳、右脳をバランスよくフル回転するためには
やはり、人間の五感を最大限活用することだと思います。

チャットで文字を打ってばかりいたら、だめですよ。
 落書きの似顔絵が上手なお子さんがいたら、それは天性の才能を
発揮されていることでしょう。
 文字が上手な人と同様に、絵が上手で良いところはほめて、
いたずらすることを叱ればいいのです。

 私が大学の学生時代、毎回授業で、OHPスライドだけを用意している教授が
いらっしゃいました。勿論現在のように、PowerPoint等普及していない頃ですから
珍しいことでした。
 その先生曰く、スライドはカラーマジックで手書きが一番よい。
過去に一度、ワープロ文字をスライドに印刷したものを用意したが
文字にメリハリがないため、教える側も、教わる側へのインパクトが薄くなる
とのことをおっしゃられておりました。
 その先生の講義名は「画像情報工学」でした。電子化されても、人間の本来もつ
五感を上手く活用することが、豊かになるのではないかと思い出します

2009年4月12日日曜日

あっとゆうまに


















東京の桜名所へ見にいきました。1つは、中目黒にある目黒川沿い
2つ目は、吉祥寺にある井の頭公園です。
 おとといの段階では、ちょうど良いくらいかと、思ったら?

ご覧の通り、あっとゆうまに葉桜と、強風で桜吹雪が舞ってました


それでも、花より団子でしょうか? 大勢花見客はいました。
幾分、花がないので、残念がってはいました。
その分、お酒の量が増えるところですか
















写真の志向を変えて、あえて、桜の樹と、花びらが水面におちて桜色になっているところを
クローズアップしてみました。

 自然とは、全く人間がコントロールや予測できるものではないことを
感じます。
 環境問題が注目されていますが、来年もこのように、桜が咲くことで
季節を感じるといったことが、できることを願って。

最後に、花見で飲み食いした後は、きちんとゴミは持ち帰って
空き缶、瓶、ペットボトル等は、きちんと分別しましょうね。

環境問題は、人間の自然に対するマナーを問われている部分も
あると思いますよ。

今 団子や草もちを食べることができるのは、米や豆、植物があるから
ですから。

2009年4月10日金曜日

価値の創造とは?

 戦後アメリカからやってきた。
大量生産大量消費時代の流れが、見直されつつあります。

 例えば、今までは食べ物が食べ切れなかったら、ごみに捨てて
しまえばよい、焼却してしまえば後始末できる。と言った考えです。

江戸時代の日本人の価値観からすれば、罰当たりかもしれません。

 食べ物の材料は、人類が自然と向き合って与えられたものと考えれば
粗末にすることは、罰当たりかもしれません。

 衣食住に関するものは、当然そうかもしれませんが、
最近虚しさを感じるものは、OA機器やデジタル家電、携帯電話です。

 私が就職してから、約12年ほどになりますが、結構な台数を使って
きたと思います。
 部屋の掃除をしたときに、性能としては十分なのに、ほとんど使われなく
なったものが、増えていたことに気付きました。 
 特に多いのが、デジタルカメラ、携帯電話、デジタルオーディオプレーヤーです。
 つい最近まで、新三種の神器と言われていたものです。

 私は、これらの関連する製品のエンジニアとして働いておりました。
今でも、よりコストを安く、多く売って、利益を多くしようという経営をやって
います。

ただ、最近本当にこれでよいのか? 世の中のためになっているのか?
無駄なゴミとなっているものを増やしているだけじゃないのか?という
疑問もあります。

 携帯電話で使われている、電子部品や、液晶、充電池等は、貴重な無機物や
金属が多く使われていることがわかり、最近はリサイクル活動が盛んになってきました。

 その他はどうでしょうか? 「長く、大事に使う」と言った価値観が死語のようです。
例えば、カメラやポータブルオーディオ等は、携帯カメラ同様、

 リサイクルすれば、宝の山のような材料を沢山使っているのに、いまだに
メーカーが大量生産、大量消費を目指しているのは、甚だ疑問です。

 例えば、半年に一度 新機能がついたモデルを提案するならば、以前買った
ものを使われているお客様から、下取りをする等をしてもよいかもしれません。

 この不況の下、生活必需品とはいえない物に、そんなに費用を廻すことは
できないのですよ。

 以前 使い捨てカメラ「写るんです」を作っているメーカーが、きちんと部品を
回収し、再利用をしていることで、世間の評価を頂いておりました。

 一方、プリンターインクカートリッジの再生品に権利を与えないように主張した
某メーカーがありましたが、このご時勢、販売店が積極的に再生品を売り出すように
なり、声のトーンが低くなった気がします。

 家電など、一般民製品の価値とは、やはり生活の中の位置づけがきちんと明確化
されているもの程高いのではないでしょうか? 
だから長く大切に使われるものなのかもしれません。 
 企業競争の中で、スピード優先で出したものは、正直使う側にとっては、
価値の薄いものしかならないのではないでしょうか?

不況の中で物余りの時代になってはならない。
そう考えて、何かを模索している毎日です。

2009年4月9日木曜日

生きるのに必要なもの、衣食住と行い

昔読んだ、アジアの旅行記の話しを思い出しました。

 人が生きるために最小限必要なもの、日本では「衣食住」の3つです。
確かに人の生命に関わる必要なものとして、あげられます。

 もともとの由来は、中国大陸から入ってきた文献から言われてきたこと
だそうですが、「衣食住行」の4つであったそうです。
 
 いつの間にか最後の「行」は、忘れ去られてしまったそうです。
確かに、前の3つに比べて具体的にわかりやすいものではないです。

 でも、確かに「人の行い」が活力を生み出す切っ掛けになると考えれば
重要であることは納得します。
 一方活力を失う「人の行い」も、不幸にして在るのも事実だと考えます。

 最近特に、前述の「人の行い」のバランスに、考えさせられています。
価値観の違いで、良かれと思うことでも、迷惑になってしまう時もあるからです。
でも、何もしないよりは、仮に迷惑を掛けてしまっても、次の行動を見直す
機会を得たのかもしれないと、考えております。

2009年4月8日水曜日

身体と心のバランスが崩れて、苦戦中です

おはようございます。
こんな時間になぜ投稿!と思われるかもしれません。

実は、あることが切っ掛けで、布団に入っても一睡も眠れなかったのでした。

現在、早朝に突然の腰痛や足の痺れが起こる不可解な状況になってます。
整体院に通い、診察していただいたところ。
 明らかに、腰の位置が歪んでいるため、腰からお尻につながる筋肉が、
引っ張られた状態で固くなってしまって、捻挫と同じ状態でいるとのことでした。
 しかも、この状態が続くと、ヘルニアの可能性もあるとのこと。
そうでなくても、姿勢が悪いと、脊椎神経に影響を与え、頭痛、めまいなどに
連鎖するそうです。
 次回 診察でまずいようでしたら、医師を紹介していただけるそうです。

 仕事を復帰するようになってから、腰痛や足がしびれる、つる、頭がだるいと
いったことが、時々起きるようになりました。
 思い当たる事は、最近長時間のデスクワークに迫られる状況でした。
しかもノートPCとにらめっこ状態で、姿勢が悪いとなれば最悪です。

 そのため、先週は、出社時間が遅れるケースが何度かあり、リーダーから
叱責を受けました。
 連絡が事後になることに、私の非はありますが、
それにしても「腰痛で朝行動に時間がかかるなら、
その分を見込んで早起きすればいいじゃないか?」と言われたらね。

 流石に「鈍感力」を発揮している自分でさえも、凹みますよ。
いつも私は6時から6時30分起床ですよ、腰がだるいから家を出る時間を
要するわけですが、理由が理解できないとはね。

今日は流石に、早起きを気にしすぎて、布団の中でも一睡もできませんでした。

 また、産業医から「出社時刻が守れていないこと」にきつく指導してくれと
言われたとのことですが、別に怠けるつもりは無いのですよ。

 医師の一番大事なことは、相手をまず安心させることなのですよ。
私が精神疾患で休職していたことは、わかっているはずなのに。
つらいのに身体張って、会社へ行けというのですか?
 それは隠れたパワハラですよ。

今日は、冷静に報復のつもりで、早朝出社してみますよ!
産業医とは、きちんと、きつく話しをつけてやりましょう。

企業のやることを、真に受けると馬鹿をみるとはホントですね。
最近 会社に行くと ばかばかしくて、怒り以前に呆れるばかりです。

そろそろまじめに、身辺整理を考える時期なのかもしれません。

2009年4月7日火曜日

筋肉質な体制? そんなんじゃだめよ

今晩は、私も某企業の従業員ですが、
最近、どこのかしこの経営者の皆様が、無駄を省いて「筋肉質な体制を!」と
壊れたテープレコーダーの如く、堂々と放っています。

さすがに、ちょっと疑問があります

人間は筋肉だけ鍛えればよいのですか? そうじゅあないですね!

 組織も同じです。立派な筋肉ができても、末端まできちんと一本筋が
通った、強い神経線がなければ宝の持ち腐れです。

 そして、頭脳からの指令が神経を通らなければ、筋肉はまともには動けません。
 また、筋肉から脳へ伝達したい情報があっても、神経が通っていなければ
痛いことも感じることはできないのです。

一流のアスリートが、身体を鍛える際は、必ず自分の状態を認識しながら
最適なトレーニングを重ねていきます。もちろんトレーナーの存在も大きいです。

 この辺を勘違いされている方々が、組織のリーダーになると、それは
必要なときだけ、FA補強するといった、所謂「ブラック組織」になりうるのです。
とにかく個人の力だけに頼り、その人が力尽きればお払い箱ですよ。

 だけど、個人の力をうまく目的に合わせこめれば、それは真の強靭な組織体に
なります。
 また、一流が一流を育てるといった、無形の力が上手く機能するようになります。

 一般に、肉食動物は、草食動物に比べて寿命は短いですね。

正直なところ、草食動物のほうが、敵を組織的に守ることが上手だと思います。

もし、業績が悪い真の原因を追わずに、「無駄を省け!」と言うことは、全く本末転倒です。

 私が最近思うのは、経営者の皆さん、一度業績が悪い真の原因を、事実に基づいて
特性要因図(フィッシュボーン図)のように、ロジカルな考え方で、示して欲しいです。


というのは、ただ結果だけいい放つ事は誰でも、インチキ師でもできますよ。
高級取りならば、もっとインテリな表現をしたらどうですか?


 どうしてそう考えたかの過程と、その結果 真の要因をつかんだというのが
人目でわかる様に示したら、よく考えた結果出した結論だと、誰でも納得しますよね。
 
 最近、小学生の授業でロジカルシンキングを身に付ける手段として、

落書きのように、考えのつながりを示す「マインドマップ」と言うものを教えているそうです。
 私もやってみましたが、実に、特性要因図に劣らずよく考えを整理でき、
いつでも後で見直すことが容易である、素晴らしい手法だと思います。

 「鉄は熱いうちに打て」と言いますが、まさにその通りで、大人も、つながりを
図示で表わすマインドマップをやってみる価値はあります。

 「たかが小学生が、、、」と思っていると、そのうちに、小学生から
「あの偉そうなおじさんの説明、ちゃんと考えて言っているのかわかんない!」
といわれるようになるのも、近いことだと思いますよ。

最近、企業の下でやっていくことに、ばかばかしさを感じつつ、心身の体調を
復活させることに専念し、完全復活すれば、機会をうかがっていますよ。

2009年4月6日月曜日

この金さんの桜吹雪が目にはいらねえか!って

今晩は、東京は桜満開です。
ちょうど入学式の頃にあわせたが如くです。


 














桜といえば何を思い出しますか? 私は古風ですが、「遠山の金さん」です。

私が感じているのは、バブル経済の頃から、なんとなく日本人の意識に

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」、
「他人が何を思おうが、今の自分が幸せに感じればよい」


といった感情が目立つようになった気がします

「自由」とは、自分勝手に何をしても良い訳ではありません。

 尺度は人によって異なりますが、理性や倫理観などの、ある一線を越え無い範囲でと
言うのが、本当の自由なのではないでしょうか?

英語では Freedom と Liberty との意味を分けておりますね。

世界経済が総崩れになった今、「何のために生きるのか、労働するのか?」と言うのを、原点から見つめなおすいい機会だと思います。

 日本の政策で、目の前の景気を良くする。そうすれば、資産のめぐりがよくなって
富が分配される。
 理想はそうですが、人間の欲張り気質は無限である限り、資産を分け与える
懐のよい人ばかりではありません。
もし仮に明日、あなたに1億円の資産が手に入ったら、そんなにいらないから寄付する人もいれば、
もっと増やそうと考える人もいます。

 限りある原資のなか、過剰な競争原理で、資産をあるところに集中させたままに
なってしまったら、全く流通が滞り、意味の無いことです。
 株価崩壊は、正当な形の一揆、打ちこわしなのです。
 結局最後は自分の首を絞める結果にしかなりませんよ。

 人間が生きる価値は、通貨だけでは表現できないものがあります。
だから、負債を苦に命を投げてしまう人が、年間数万人にもなるというのは
おかしな世の中になっていると、認識すべきです。

 今世界企業の経営者が、生き残り競争と口にするのは、何のために競争するのか?
自問自答してほしいですし、
悪代官に、小判を饅頭に隠して、袖の中に渡す 「越後屋。お前も相当悪やのう」の
ようにはなって欲しくないというのが、一社会人としての意見です。

だから、本当の世直し活動はお金だけでは、解決しない。

個々が己の欲をよく知り、かつ己の欲を見失うことのないように
コントロールすること。 欲が度が過ぎることの恥を知ること。


それが「自由」と「世直し再生」を両立させる方法なのでは、ないでしょうか?
個人のちょっとの勇気と懐があれば、できることですぞ。

 桜咲き、うかれ気分の一部の行政関連の越後屋と悪代官共、
「不正の証拠はここにいる金さんが見ているぞ」
この桜吹雪が目に入らぬか!」
と一喝一蹴ですぞ。

2009年4月5日日曜日

花の魅力

この写真は、都内某駅前通りの桜並木です
広角の視野でみても、マクロにアップにしても、何かと心惹かれる趣があります




















桜が咲くと人が集まるのは、日本の風習ですが、
桜に限らず、花というのは独特の魅力があるようです。


 例えば、お祝いの際に花束を贈られても、まず嫌な顔をすることは
ありません。

 盆暮れの先祖様に挨拶する際も、花を掲げますね。

また、日が暮れる頃に咲く月見草や、冬場に咲く 寒椿やシクラメンも、
春の花とは違った魅力がありますね。

 
 私が不思議に思っていることは、人工的に視覚効果を持たせたもの、
例えば映画やテレビジョン等は、長い時間見ていると疲れますね。
 
 だけど、花のように自然に色や形を作ったものを、眺めることは
心を落ち着かせたりすることが多いです。


 もし東京が砂漠化してしまい、全く花が咲かなくなってしまったと
想像したらぞっとしますね。

 花に限らず、魂ある生きているものすべてには、人工的にはまねできない
人をひきつける魅力があるのではないでしょうか? 
 
 地球温暖化が叫ばれている昨今だからこそ、
自然と人間の共存を意識すべきかと、日々考えます

2009年4月3日金曜日

新年度 心機一転(原点に立ち戻って)

東京は急に桜が咲き始めました。
寒いですが、お花見でほろ酔い気分の方もいらっしゃるかもしれません。

一方、新年度である4月になり、就職や進学、進級等で、
新たに気を引き締めている人も多いのではないでしょうか?

昨年の今頃から、一年間を振り返ってみて、何か収穫はあったでしょうか?

私の場合は、仕事を離れてみて、「何でこんなことに気がつかなかったのだろう」と
いったことが多かったと思います。
 それだけに、最後の一ヶ月間は、現実の仕事に戻り、理想と現実のギャップに
もどかしさを感じることも、多かったです。
 毎日同じようにマンネリ化した生活をすると、ある強い先入観に縛られてしまうの
でしょうか? 
 何かをするのに人を味方に付けることは大事なのですが、相手の心を開く試みで
先入観に邪魔されることも多かったです。
 何年経っても、変わろうと努力しないとこうなるのか?と、現実をみて嘆くことも!
人を引き連れて変えるということは、ものすごいエネルギーと根気が必要ですね。

オバマ大統領の「Change Yes we can!」の演説。素晴らしいですね。

3月まで残してきたものは、良きも悪きも後を引かず、一度リセットし、もう一度
心機一転、原点に戻って生活していきましょう。

だけど反省と課題を振り返ることは忘れずに、メモしておきましょう。

「生活」:共にいきるという読み方ですが、「活力をもって人生を生きる」と訳されます。
この言葉を心の原点として、日々の暮らし方を、些細なことでも活力となるように
楽しんでいきましょう。

2009年4月2日木曜日

影響を受けた著者 野村監督

こんばんは、私のプロフィールでも紹介しておりますが、
お気に入りの本の中で、ノムさんこと 野村克也監督の著書に
かなり影響を受けた所があります。

最近はぼやきや、月見草とか、おもろいことを言うイメージですが
実に、言葉が巧みですし、解説者時代の頃からの著書を何冊か
拝読しましたが、実にわかりやすく、巧みな言葉を上手く使われた文章なのです。

そんな野村さんの最後の現役を知っている私ですが、野村さんは私の年で
南海ホークスのプレイングマネージャーをされており、しかも45歳まで
選手をされていたのですから、時代は変わったとは言え、頭が下がる思いです。

著書の中で、失敗から気がついて克服し、ものの見方が変わる気付きと
考えられる経験が、幾度も赤裸々に書かれておりました。
何歳になっても、立場は変わっても、これが限界という気持ちはなく、常に
本質を追い求めようとしている姿は、素晴らしいではないですか!

 そんな監督は70代になっても、ますます眼光鋭さを増しているところが
素晴らしいです。
 野村さんを見ていると、いろいろ些細なことで憂鬱になっても、
だからなにくそ!という考えに変換するようになってきます。
 今年も新年度がはじまり、明日から、プロ野球も開幕戦となります。
野村さんや王さんのような、周りによい影響を与える名監督のような人が
いろんな世代から出現し、切磋琢磨しあい、お互いにレベルアップしていくような
雰囲気を創り出せればと思っています。

2009年4月1日水曜日

日々の小さな知恵の積み重ね

現在私は、活字の文庫本を読むことは支障がなくなりました。

 うつ当初は、とにかく視点が定まらない状況が続き、極度の集中力低下により
活字本や、新聞記事もろくに読めない状況でした。それを考えると奇跡です。

 さて、休み中にいろんな本を読んでみました。
最初は、興味半分、時間つぶし半分でした。その中で「おもろい!」と
感じた一冊の本がありましたので、紹介いたします。

 茂木健一郎著 「ひらめきの導火線 トヨタとノーベル賞」

 内容は、ひとりの独創的なスーパースターのひらめきに頼ることだけが
素晴らしい業績をつくるのではない。
 小さなひらめきを、関係する人を巻き込んで共有し、さらに小さなひらめきや
努力を積み重ねることで、大きな業績に磨き上げることができる。
といった内容です。

 ノーベル賞を表彰された方の経緯と、日本発の世界企業トヨタ自動車には
上記点の共通項があり、日本人は想像力が欠けるとは言われるが、それは
間違いで、小さな知恵を結集することで、大きな進歩を生み出すよい文化や
価値観がある。
と、書かれておりました。

 著者の脳科学者 茂木健一郎さんは、独自の視点での研究で有名ですね。
私からみればカリスマ的存在の人である方が、意外な言葉を述べたものだと
思いました。

 確かに、トヨタ自動車は、社風として、立場は異なってもひとりひとりが、常に
小さな知恵を出し合う「カイゼン」というのが有名ですね。
だけど、「カイゼン」を提案したのは誰かと言われても、知らない人のほうが多いです。

 間違ってはいけないのが、
「カイゼン」をすることが意義があるのではなく、
ひとりひとりが立場を超えて「カイゼン」を継続し、進歩することが大事なのです。

 この本の意見は、私にとって価値観を見直す切っ掛けになりました。
とにかく直ぐに否定形にするのではなく、ブレーンストーミングでもいいですが
くだらない雑談形式でも、アイディア出しに興味を持ち、他人の知恵をよく聞く耳を
傾けると、結構面白いことがあることに気がつきました。

私は、今会社の席では、よく喋る(雑談)ようになったと思います。
周りからは、喧しく思われるときもあるかもしれませんが、周りも乗ってくる人も
増えてきています。
 ただし、最近はあまり無理せず、適度にしています。仕事のじゃまにならない程度に
おもろくできればと思っています。
 つくづく、オバちゃんたちの井戸端会議というのはすごく意義があることだと
思いました。