2009年4月28日火曜日

休んでいたときこそできるもの

長期自宅療養になっておりましたが、その中で普段できないことを、無理しない範囲でやってみました。
 それは、小旅行や、今までかかわりの薄かった本や写真集などです。

 小旅行は、普段平日には行けない所を、悠々と時間を掛けて見ておりました。

 その中で、東京って新宿や霞ヶ関のような、高層ビルとコンクリートで覆われた
イメージがありますが、神宮外苑や、代々木公園、日比谷、皇居、江戸城のお堀など、緑が多く歴史のあるものが多いことに気がつきます。
 また、季節によってこれらの緑色に、いろんな色の花が華やかさを表現されるのです。

 普段早朝に通勤電車に揺られて、日が暮れた頃に会社から帰宅の日々繰り返しでは、なかなか気付かない趣さがあるのです。

 日本の神社、寺社は建立当時は、中国大陸同様に、朱色など極彩色で華やかであったとされます。ただ、1000年の時を過ぎて、華やかな色ではなく、木材の年季を増した地味な色になっております。外国から来られるツーリストには、このような風情のある趣きが、日本独特だということで評価されております。 京都や奈良等は典型的ですね。

 ギリシャのパルテノン神殿など、石で作られた建物も、石本来の色であることが評価されております。

人間もそうですが、付け焼刃で視てくれをよくすることだけではなく、長年の地道な努力で
深みを増していくのが、よいのかもしれません。

 栄枯盛衰や諸行無常と、はるか昔からある考えですが、中国大陸から伝わった「論語」や諺は、古くさい、おっさんくさいとも思われますが、人々が生活の中で、長い時間を掛けて、磨かれて残ってきたもの、つまり人間の生きる本質的なものかもしれません。

何かの時にちょっと読み返してみるようにしております。
毎度いろいろ考えさせられます。

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