2009年4月7日火曜日

筋肉質な体制? そんなんじゃだめよ

今晩は、私も某企業の従業員ですが、
最近、どこのかしこの経営者の皆様が、無駄を省いて「筋肉質な体制を!」と
壊れたテープレコーダーの如く、堂々と放っています。

さすがに、ちょっと疑問があります

人間は筋肉だけ鍛えればよいのですか? そうじゅあないですね!

 組織も同じです。立派な筋肉ができても、末端まできちんと一本筋が
通った、強い神経線がなければ宝の持ち腐れです。

 そして、頭脳からの指令が神経を通らなければ、筋肉はまともには動けません。
 また、筋肉から脳へ伝達したい情報があっても、神経が通っていなければ
痛いことも感じることはできないのです。

一流のアスリートが、身体を鍛える際は、必ず自分の状態を認識しながら
最適なトレーニングを重ねていきます。もちろんトレーナーの存在も大きいです。

 この辺を勘違いされている方々が、組織のリーダーになると、それは
必要なときだけ、FA補強するといった、所謂「ブラック組織」になりうるのです。
とにかく個人の力だけに頼り、その人が力尽きればお払い箱ですよ。

 だけど、個人の力をうまく目的に合わせこめれば、それは真の強靭な組織体に
なります。
 また、一流が一流を育てるといった、無形の力が上手く機能するようになります。

 一般に、肉食動物は、草食動物に比べて寿命は短いですね。

正直なところ、草食動物のほうが、敵を組織的に守ることが上手だと思います。

もし、業績が悪い真の原因を追わずに、「無駄を省け!」と言うことは、全く本末転倒です。

 私が最近思うのは、経営者の皆さん、一度業績が悪い真の原因を、事実に基づいて
特性要因図(フィッシュボーン図)のように、ロジカルな考え方で、示して欲しいです。


というのは、ただ結果だけいい放つ事は誰でも、インチキ師でもできますよ。
高級取りならば、もっとインテリな表現をしたらどうですか?


 どうしてそう考えたかの過程と、その結果 真の要因をつかんだというのが
人目でわかる様に示したら、よく考えた結果出した結論だと、誰でも納得しますよね。
 
 最近、小学生の授業でロジカルシンキングを身に付ける手段として、

落書きのように、考えのつながりを示す「マインドマップ」と言うものを教えているそうです。
 私もやってみましたが、実に、特性要因図に劣らずよく考えを整理でき、
いつでも後で見直すことが容易である、素晴らしい手法だと思います。

 「鉄は熱いうちに打て」と言いますが、まさにその通りで、大人も、つながりを
図示で表わすマインドマップをやってみる価値はあります。

 「たかが小学生が、、、」と思っていると、そのうちに、小学生から
「あの偉そうなおじさんの説明、ちゃんと考えて言っているのかわかんない!」
といわれるようになるのも、近いことだと思いますよ。

最近、企業の下でやっていくことに、ばかばかしさを感じつつ、心身の体調を
復活させることに専念し、完全復活すれば、機会をうかがっていますよ。

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